いとこの子供の呼び方|いとこ違い・はとこと何親等か
いとこの子どもは、自分から見ると**「いとこ違い」(漢字では従甥・従姪)で、5親等の親族です。親どうしがいとこにあたる子どもたち、つまりいとこの子ども同士は「はとこ」**(またいとこ)で、6親等です。
日常の会話では、いとこの子を「いとこの子」とそのまま呼ぶことが多く、それで間違いではありません。
いとこの子・いとこ違い・はとこの早見表
| 自分から見た関係 | 呼び方 | 漢字の書き方 | 親等 |
|---|---|---|---|
| おじ・おばの子 | いとこ | 従兄・従弟・従姉・従妹 | 4親等 |
| いとこの子 | いとこ違い | 従甥(じゅうせい)・従姪(じゅうてつ) | 5親等 |
| 親のいとこ | いとこ違い(いとこおじ・いとこおば) | 従伯父・従叔父・従伯母・従叔母 | 5親等 |
| 親のいとこの子 | はとこ(またいとこ) | 再従兄弟・又従兄弟 | 6親等 |
| いとこの孫 | 日常で使う決まった呼び名はほぼない | — | 6親等 |
| はとこの子 | 決まった呼び名はほぼない | — | 7親等 |
| はとこの子ども同士 | みいとこ | 三従兄弟 | 8親等 |
親等は、民法の数え方(民法第726条)に当てはめて計算したものです。
「従甥」「再従兄弟」のような漢字は、ふだんの会話ではまず使いません。読み方を知っておけば、古い書き付けや席次表で見かけたときに困らない、という程度で十分です。
「いとこ違い」は1世代ずれたいとこ
「いとこ違い」は、いとこと1世代ずれた関係をまとめた呼び方です。上にずれても下にずれても使います。
- 自分から見て1世代下:いとこの子
- 自分から見て1世代上:親のいとこ
同じ二人でも、どちらから見るかで向きが変わります。たとえば自分の子どもから見ると、自分のいとこは「親のいとこ」なので、いとこ違いです。自分から見たいとこの子も、いとこ違いです。
親のいとこを「いとこおじ」「いとこおば」と呼ぶときは、ふつうのおじ・おばと同じように、親より年上なら「伯」、年下なら「叔」の字を使います(使い分けは叔父と伯父の違いで説明しています)。
「はとこ」は曾祖父母が同じ親戚
いとこ・はとこ・みいとこは、どの代の先祖が共通かで決まります。
| 関係 | 共通の先祖 | 親等 |
|---|---|---|
| きょうだい | 父母 | 2親等 |
| いとこ | 祖父母 | 4親等 |
| はとこ | 曾祖父母(ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃん) | 6親等 |
| みいとこ | 高祖父母(ひいひいおじいちゃん・ひいひいおばあちゃん) | 8親等 |
よくあるのが、自分の子どもと、自分のいとこの子どもの関係です。この二人は曾祖父母が共通なので、はとこ同士になります。法事やお正月に集まった子どもたちが「何て呼べばいいの?」と聞いてきたら、「お父さん同士がいとこだから、あなたたちははとこ」と答えれば合っています。
何親等かの数え方
親等は、本人から共通の先祖までさかのぼり、そこから相手まで下りる世代の数で数えます(民法第726条)。
傍系親族の親等を定めるには、その一人又はその配偶者から同一の祖先にさかのぼり、その祖先から他の一人に下るまでの世代数による。
- いとこの子(5親等):本人→父→祖父で2つ上がり、祖父→おじ→いとこ→いとこの子で3つ下がる。2+3=5
- はとこ(6親等):本人→父→祖父→曾祖父で3つ上がり、曾祖父→大おじ→親のいとこ→はとこで3つ下がる。3+3=6
親等の数え方の全体と、おじ・おい・大おじなどほかの親族の呼び名は家系図の呼び方一覧にまとめています。
法律の上ではどこまでが親族か
民法では、6親等内の血族が親族です(民法第725条)。
- いとこの子(5親等)、はとこ(6親等):民法上の親族に入る
- はとこの子(7親等)、みいとこ(8親等):民法上の親族の範囲の外
「親族」と「親戚」の違いは親戚はどこまで?で説明しています。
なお、結婚が禁じられているのは「直系血族又は三親等内の傍系血族」の間です(民法第734条)。いとこ(4親等)、いとこ違い(5親等)、はとこ(6親等)はこの範囲に入らないので、法律上は結婚できます。
法事・結婚式・年賀状での呼び方と書き方
呼び方や書き方に、決まった公式のルールはありません。目安として次のように考えると迷いにくくなります。
- 会話:名前で呼ぶのがいちばん自然です。子どもに説明するときは「お母さんのいとこの子」のように、つながりをそのまま言うと伝わります
- 結婚式の席次表:肩書きは新郎新婦から見た続柄で書きます。「従甥」などは読めない人も多いので、遠い親戚は「新郎親族」のようにまとめる書き方も使われています
- 喪中はがき・年賀状:はとこやいとこの子まで出すかどうかに決まりはありません。ふだんの付き合いの深さで決めてかまいません
一度、家系図に書いてみると関係がすぐ分かる
いとこ違いやはとこは、言葉で説明するより図にしたほうが早く伝わります。曾祖父母をいちばん上に置き、そこから枝分かれさせて書くと、誰と誰がはとこなのかがひと目で分かります。
親戚の集まりの前に、紙に簡単に書いておくだけでも役に立ちます。線のつなぎ方は家系図の書き方、印刷して使える無料テンプレート(本人から曾祖父母までの4代)もあります。テンプレートは縦のつながりが中心なので、いとこやはとこは余白に枝を書き足してください。曾祖父母の名前が分からないときは、戸籍をさかのぼれば分かります(自分で家系図を作る方法)。
最終更新:2026-10-28